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随時報告


by くまさん

50~60年前の少年時代の暮らしに耳を傾ける…神河町作畑

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1月14日の夜は神河町作畑集落の伝統行事
「きつねがえり」に
体験留学に来ていた子どもたちと留学生16人で参加
正月に集落まで遊びにきていた「きつね」を
唄をうたいながら
鎮守の森大歳神社まで返す
爆竹を鳴らし(昔は鉄砲)ながら歩くのは
疫病を追い払うためだとか…

午後7時にセンターから1キロ上の集落境に集まり
神主さんの祝詞で行事がはじまる。
そこから2.5キロほど下の集落境まで歩き
2キロ歩いて公民館まで戻る。

そこで神主さんが待っていてお祈りを行い
その後は「お接待」(料理をいただく)の席に
子どもたちは遅くなるので30分ほど鍋をいただき
センターに向かう。
(歩いた距離は5キロになる)

私はそのまま残って
10人前後のお年寄りの方々と鍋を囲み
杯を交わしながら
遅くまで歓談。

山村留学の子どもたちの話題から
お年寄りの方々の少年時代の思い出話に…

「センターの近くの川原に水車を動力とした製材所があった」
「和紙の原料となるミツマタを切って夜なべ仕事で皮を剥いだこと」
「杉が植林された山はかつて牛を放牧していた」
「学校に行く前に牛を山に連れて行き、
帰ると迎えに行くのが子どもの役割だった」
「高校は峠を越えて朝来市生野まで通った(片道10キロ以上)が
冬は雪が深く大変だった」
「遅くなると学校の先生がすごく心配してくれた」
「鉱山関係のお店があり学校の帰りに買い物を頼まれるので
重い荷物を背負い峠を登るのが大変だった」
等々…

センターでも月に一度は
地域のお年寄りの方々から
お話を聞く機会を作りたいと思う。


くま
by hito_sato | 2019-01-15 20:01 | 神河町及び周辺地域